大阪府立泉尾高等学校

2016年12月22日

2学期終業式講話

 少し以前に、臨床心理士の方による「ストレスとのつきあい方〜楽しい毎日を送るために〜」と題した講演会を聞きました。その中で印象に残っている話をします。
 「楽しい毎日を送るため、人間関係を良くするコツの一つは『悪者を作らない』こと」という話です。同じような環境にいる人でも、学校の友人・親や兄弟などの家族・職場やアルバイト先の人など、自分の周囲の人たちに対し、文句や悪口ばかりを言い、自分の不幸の責任をなすりつけるような毎日を送っている人にはストレスがたまります。その反対に、「自分が至らないから…」とか「自分の責任でそうなってしまった…」などと自分ばかりを責めている人も同様に、ストレスがたまるそうです。同じものを見ていても、それぞれの良いところを見るか、悪いところ見るかで、その人の生き方や人生の「楽しさ」に大きな差が出るということです。とはいうものの、現実の日常生活の中には多くの「苦しいこと」「いやなこと」「しんどいこと」が存在します。では、どのように生きればよいのでしょうか?勘違いしてほしくないのは、「楽しく生きること」と「楽に生きること」はちがうということ。「ありがとう」「ごめんなさい」といった言葉で、自分の気持ちを素直に表現し行動できる人は、ストレスをためずに楽しい毎日を過ごせるということです。みなさんも心掛けてみてはいかがでしょう?
 ここで、ひとつ連絡したいことがあります。1月から、週一回「ノークラブデー」を設けます。先日新聞でも発表されていましたが、大阪府全体の取り組みで、クラブごとに曜日を決めて、1週間の内、最低一日は部活をお休みにするというものです。土曜日か日曜日でもかまいません。詳しくは、各クラブの顧問の先生から聞いてください。ただし、本格実施は平成29年4月からになりますので、部によって開始時期には差があるかもしれません。
 一昨日の火曜日に、2学期を終えた時点での皆さんの成績に関する会議を開きました。みなさんの中には、卒業や進級が欠課時数、修得単位、成績の関係で厳しい状況にある人もいるようです。今の時点で大切な事は、それぞれが自分の現在の状況を正確に把握することです。担任や教科担当の先生から、自分の成績や出席の状況について聞き、アドバイスを受けてください。まだ可能性があるのに諦めてしまうことや、逆に油断して進級・卒業のチャンスを逃してしまうことが無いようにしてください。一人でも多くの人が卒業・進級し、前進してほしいと思います。
 また、3年生のみなさんについてのことですが、就職は、学校斡旋で48名、自己就職も含めると、全体で52名の内定者が出ています。また、進学についても大学、短大や専門学校など合わせて62名の人が合格しており、現時点で学年の約8割の人が進路を決めています。昨年も、年が明けてから就職の内定をもらった人や進学を決めた人がいました。まだ進路が決まっていない人も、先生方と相談しながら最期まで粘り強く取り組んでください。3年生は1月末から学年末考査が始まりますので、学校で授業を受けるのも残り実質2週間程度となります。一日一日を大切に過ごしてください。
明日から冬休みに入ります。健康には十分留意し、1月10日の始業式にはまた元気な顔を見せてください。本日の私からの話は以上です。
posted by 校長 at 12:55| おたより

2016年09月06日

2学期始業式講話

  今年の夏休みにはリオ・オリンピックを観戦した人も多いと思います。そのなかでも、女子のレスリングやバドミントン・男子体操などいくつかの競技で、序盤の劣勢を跳ね返して勝利し、金メダルを獲得する日本人選手の活躍がありましたが、この『強さ』はどこから来るのでしょう?
試合後のインタビューで、それぞれの選手が必ずしも本音を語っているとは限りませんが、そのコメントを拾っていくと「多くの人の応援があった」「今まで多くの人に支えてもらった」「恩返しがしたかった」「今までやってきたことを全部出して、悔いの残らないように頑張ろうと思った」「苦しい状況でも、諦めない気持ちがあった」などと答えています。

 以上のことから「『強い』とはどういうことか?」を私なりに考えてみました。
@自分自身が、頑張ってきたことだけではなく、今まで多くの人に支えられてきた、応援してもらったことで、今の自分があるということを実感していること
A「勝ち」や「負け」にだけこだわるのではなく、今まで努力してきたことに対して全力で頑張るだけ…という割り切った気持ちでいること
B物事が思い通りに進んでいないとき、諦めずに最後まで自分自身を信じ抜く気持ちがあること

 さて、学校全体としては今日から2学期が始まります。
3年生の人は、まもなく就職試験や入学試験です。『強さ』を持って臨んでください。
2年生の人は、まもなく修学旅行・文化祭です。『強さ』を持つためのベースとなる、周囲の人との絆を強めることや人と共に頑張ることの経験ができる絶好の機会です。ぜひ、積極的に参加してください。
1年生の人の中には、夏休みで生活のリズムが崩れてしまった人や、1学期頑張っていたのに息切れしてしまった人もいると思います。自分が苦しいときこそ、諦めない気持ちを持って、粘り強く取り組んでください。
posted by 校長 at 08:46| おたより

2016年07月20日

1学期終業式講話

明日から夏休みに入ります。夏休み中の過ごし方については後ほど生徒指導部からも諸注意がありますが、皆さんにはこの長い夏休み、2学期に繋がるような過ごし方をしていただきたいと思います。
特に3年生の人は、この夏休み中に、進路についての最終決断をします。就職か進学か? 就職するなら、職種は?企業は? 進学するなら、大学か専門学校か?学部や専攻は?などなど、しっかりと決めていく必要があります。
 今日は皆さんに<精神科医の片田珠美さん>という方が、「決める」ということについて述べている言葉を紹介します。
 まず、物事を「決める」際に見落としがちな3つのポイントは、
@何かを「決める」ことは、別の何かを捨てること、またはあきらめること。
A迷わず、後悔せずに物事を「決める」のは土台無理な相談。だから、必ずしもあせって決めなくてもいい。
B「決める」ことにこだわる必要はない。何となく気が進まないときは、その原因がどこにあるのか分析しながら、「決める」ことから少し距離をおく。何かを決めようとすると、肩に力が入りがちなので、その肩の力をちょっと抜く。
 次に、「決める」際に心がける3つのポイント
@何をしたいのか?どうなりたいのか?という自分自身の欲望をよく見極める。
A「決める」ことは、何かを選ぶことだから、別の何かを失うことだ
B「決める」際に、他人からどう見られるか、どう言われるかを気にしてはいけない。ただし、これは他人の意見やアドバイスに耳を貸すなということでありません。
 要するに、自分の進路を決めるためには、「あなたのやりたいことは何ですか?」「あなたの将来の夢は何ですか?」という問いに対する答えを持っている必要があります。
 1年生、2年生のみなさん、後2年あるいは1年後にそうなっている自分をイメージしながら、日々を過ごしていますか?高校生活をしっかり送るということは、自分自身を知ることだと考えてください。多くの仲間と共に、学校での様々な活動を通して、自分のやりたいことを見つけてください。
 就職を希望する人は9月中旬からから就職試験が始まります。夏休み中にはこれに向けた面接指導もあります。また、進学希望の人は10月から推薦入試がはじまります。3年生の皆さんにお願いしたいことは、ぜひとも皆さんの後輩が自分の可能性を信じることができ、夢をもてるように、失敗を恐れずチャレンジしてほしいということです。
 大切なことは、「自分の未来を創ろうと努力すること」です。皆さんの回りには「確実なもの」なんて何もありません。だから、「可能性」を追い求めてほしいと思います。
それでは、有意義な夏休みを過ごし、2学期にまた元気な顔を見せてください。
posted by 校長 at 15:05| おたより